整形外科枕(山田朱織医師)〜肩こり・頭痛に効く正しい枕とは

筋緊張型頭痛の治療のために整形外科枕

朝から頭痛?まずは枕の見直しが必須です!
http://www.makura.co.jp/shojo/04.html

整形外科枕をオーダーメイドで作製した患者様、
お客様935人のうち、411人(43.9%)が頭痛を
訴えていました。

枕と頭痛の関係ついて考えるには、まず正しい
頭痛の知識が必要です。

日本の頭痛人口は約3000万人ともいわれます。
よく一般の方が「私は偏頭痛もちで」というのを
聞いた事があるとおもいます。
まるで頭痛の代名詞のように使われる偏頭痛ですが、
頻度から言うと頭痛全体の約28%なのです。
頭痛=偏頭痛ではない、まずこれを認識して下さい。
偏頭痛は、10人中8人までが女性です。
これは女性ホルモンの関係で起こるためと
推測されています。
そして、偏頭痛の特徴はズキンズキンと
脈打つような頭痛が頭の片側もしくは両側に起こる前に、
眼前にちらちら光が見えたり(前兆といいます)、
音・光・臭いに敏感になるといった症状が先行します。
自分が偏頭痛もちと思っていた方、
どうですか、前兆はありますか?

前兆がある偏頭痛でお薬の治療が必要になる方の
何倍もの人が、“自称偏頭痛もち”なのです。
頻度でいえば、脳腫瘍やくも膜下出血という
怖い病気で起こる症候性頭痛も、
わずかに年間3万人の発生です。

これに対し、緊張型頭痛つまり
筋肉の緊張や肩こりに伴う頭痛は73.3%と圧倒的に
多いのです。
もちろんひどい頭痛が生じたら、まず脳外科に
駆け込むのは正解です。
頻度は低くても、致命傷にもなりうる一番恐ろしい頭痛
は脳の病気だからです。
また頭痛専門医といわれるのは、脳外科医や神経内科医が
多く、まず頭痛を診断してもらうには、そのような
診療科の受診が適切です。

しかし、ここで問題が1つだけあります。
それは日本の医療の普遍的な問題点ですが、
各科縦割り医療がまだまだ根強いのです。

1つの診療科の医師が
「心配する病気の頭痛ではないですよ。整形外科で
首や肩こりの治療を勧めます。」
といってくれればよいものを、
「何でもないです。心配ありません。」
と言い渡されたら、そこにいる今も頭痛のする患者様は
途方にくれます。
自分は病気ではないのだろうか。
しかし症状はこの通りあるのだし。
“何でもない=自分の診療科の病気ではない”
という日本の医師に多くみられがちなインドウ渡しは、
ほとほと情けなくなることがあります。
“何でもない=全ての診療科で問題なし”
になるよう、治療のガイドラインなり、
適切な診療科の紹介なりをするべきではないでしょうか。
覚えて置いて下さい。
脳腫瘍、脳血管障害、偏頭痛、群発頭痛、その他を
否定されても、やっぱり頭痛があるようなら、
頭痛頻度の最も高い筋緊張型頭痛の治療をするために
整形外科の戸を叩いて下さい。

筋緊張性頭痛の日常生活上の3大原因ともいわれるのが、

無理な姿勢(長時間のうつむき姿勢、パソコンに向う姿勢など)、
合わない枕、
眼の酷使

です。
朝、目が覚めてすぐに頭が痛いのは異常な事態です。
6〜8Kgの頭の重みが首にかからない睡眠中は、
一番首が休まり、後頚部の筋緊張が取れているはず
なのです。
それなのに、筋緊張型頭痛が起こるのは、
不適切な寝姿勢=不適切な枕
が多分に影響と考えられるのです。
もし、起き上がって30分もしないうちに頭痛が解消
または軽くなるとしたら、枕が犯人の可能性大です。
あなたの首は訴えています、起きて頭の重みがかかっても、
つらい枕で寝ているよりましと!本末転倒です。
もっとも、睡眠時無呼吸症候群でも、
夜間の低酸素状態から起床時の頭痛が起こることもあります。
実は、この睡眠時無呼吸症候群の方でも、
同時に首からの筋緊張型頭痛を合併している場合が多く、
適切な枕を使用するとはもちろん有用です。

筋緊張型頭痛について少し詳しく話しましょう。
肩こりから後頚部の筋緊張が続くと、
頭痛は後頭部から頭全体に広がり、
やがて眉頭から眼の奥が痛くなり、
次第に頭皮や顔面もしびれる感じがすることがあります。
これは大後頭神経痛が後頚部の緊張した筋肉にはさまれて
炎症を起こしたためです。
大後頭神経とは頭の付け根から出て、
頭の表面を這うように前頭部に向います。
ちょうど髪の毛の生えぎわあたりで、
顔面に行く三叉神経の第1枝とリンクします。
そのために顔面のしびれや眼の奥の痛みを生じるわけです。
ひどくなると神経ブロック療法など注射を施行しますが、
まず大切なのは筋緊張を起こさない工夫です。
この症状が職種で多いのは、
パソコンに長時間向う仕事の方、
美容師、
歯科衛生士、
エステティシャン
などうつむきの同一姿勢で長時間仕事をする方です。
「その姿勢を時々休んで下さい」とアドバイスすると、
「休み時間なんて取れません。」
1〜2時間ぶっつづけに描いて15分休憩するより、
20分に1回3分でも頭を持ち上げて首を起こしてください。
その方が大後頭神経を圧迫する首の筋肉をゆるめるには、
ずっーと有効です。
できれば昼寝をすること、もちろん適切な枕を準備して。

朝から頭痛の皆さん、こう考えて下さい。
枕という睡眠に必要な物理的条件をまず整える、
それは基本の基本なのです。
これをクリアして始めて、次のステップなのです。
抜き差しならない激痛の頭痛を除けば、
頭痛外来にかかるも、薬局に頭痛薬を買いに行くのも
それからでも遅くはないはずです。
それほど、不適切な枕による頭痛の訴えは多く、
裏返せば枕を調節して頭痛が解消する方も多いといえる
のです。

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